エンジンオイルは見た目が汚れていなくてもオイルが劣化していきます。
潤滑作用
密封作用
冷却作用
清浄作用
防錆作用
各5要素が血液の様にエンジンに行き渡ります。
交換サイクルが早ければ早いほど良いのかという質問がありますが、なじみ性の問題があり早すぎると返ってエンジンを痛めることになります。
メーカー推奨交換時期の半分くらいからを交換時期の目安にすると良いと思います。
すごく汚れているのでフラッシングもいかがですか?添加剤はいかがですか?と黒くなったオイルを見せて勧められた経験があると思いますが、長期間交換を行っておらず、スラッジが溜まっていない限りは普通にオイルだけ交換していれば問題ないです。
汚れているというのはオイルが黒くなっているという事ですが、それがオイルの劣化と直接関係しているとは限らず、むしろ正常であり見た目で判断する事は不可能です。
オイルが燃料臭かったり、指でなでると粘り気が無くサラサラしている、逆に粘り気が強い、鼻くそみたいなカスがたくさん付着している、白濁しているなどの時こそが異常事態です。
ドレンだけではオイルが抜けきらないので、ストレーナーの目詰まりを点検、清掃をついでに行います。
ドレンガスケットは一般的には交換しますが、メタルのガスケットは交換しなくてもオイルが漏れる事はほどんどありません。
Oリングは早めの交換がお勧めです。
オイル量はオイルが落ちる時間があるので、レベルゲージだけを頼りに合わせるのは時間が掛かります。
油量を測る事ができるオイルジョッキがお勧めですが、ダイソーのジョウゴと計量器でも代用できます。
そんなことしているうちにお客様がお戻りになり、急いで片付けてお引渡しさせて頂きました。
コンプレッサーをやめて電動インパクト化している関係で、空気圧調整は向かいのスタンドに行かなければならず、次回までに簡易電動コンプレッサーを準備しておきます。
またのご来店お待ちしております。